前向きに生きることの大切さを教えていただきました。
私が若い頃、ご指導をしていただきました先輩が、今、介護施設にお世話になっています。先日お伺いしたとき、凄く驚きました。3ヶ月ぐらい前にお邪魔したときは、車椅子での生活で、ベットに寝るときも、介助が必要で、本人も元気がありませんでした。しかし、先日、一人で歩いている姿を見ました。その姿には生気が漲っていました。話をしても、依然とは全然違っていました。何故かなぁと思って、本人に聞いてみました。本人からは「今までは、こんな状態で何で生きているのか判らなかった。しかし、生きていることの大切さを感じ、少し前向きな気持ちになると、自分で歩こうと言う気持ちが沸いてきた。毎日、廊下を歩くようにしていたら、一人で歩けるようになった。今は、昔の仲間に会えるのが本当に嬉しくなった。」と話してくれました。
プールに来られる方にも、そんな人がたくさんいます。受付で会話をしていると、「一人暮らしであるので、プールへ来て、歩き、プールに来た人と話をし、受付の人にあいさつするだけで元気になります」と話してくれます。それは、「本当の気持ち(本心)から発せられる言葉だなぁ」とつくづく感じます。これからも、多くの方がそんな気持ちをもって、プールに来られるということを思い、接遇をしっかりしていこうと、新たな気持ちになりました。