整氷車って何してるの?
スケートの大会をテレビで見ていると、競技の途中に四角い車が氷の上を走っているのを見たことがあると思います。それが「整氷車」です。
整氷車の役割を簡単に説明しますと
① 氷を削る
ジャンプやスピンなどで、凸凹になった表面をカミソリの刃のようなブレードで0.3~0.5ミリという単位で削り取ります。
② 削った氷をかき集める
スクリューコンベアで白い箱の部分まで持ち上げて溜める
③ 氷にお湯をまき、表面を滑らかにする
整氷車の後ろ部分には穴の開いたパイプがあり40~60度のお湯をまき、布ぞうきんのようなものできれいに拭いていきます。
お湯をまいて氷がとけてしまうのではと思われるかもしれませんが、氷の厚さは10センチ以上あり、また氷の下にはマイナス10℃前後の液体が800本のパイプの中をを流れていますので、表現は逆になりますが、焼け石に水のようなものです。すぐに凍って滑らかな氷が出来上がります。
整氷車が通った跡は、氷の色が違うのがわかると思います。
集めた氷はストックヤードに(雪だるまも作れるほどです。)
このスクリューで削った氷を巻き上げます。
今、街中では見られなくなったスパイクタイヤを装着しています。