ショートトラックスピードスケートってどんな競技?
ショートトラックとは、文字通り1周111.12メートルの小さなトラックで行われ、タイムを競うのではなく順位を争う競技です。
今回は、新型コロナ対策のため観戦していただくことはできませんが、競技を知っていただくために、観戦の手引きを載せておきます。
観戦の手引きにもありますように、ショートトラックではレース毎にトラックが移動するのです。
小さなトラックを何周も回るため、コーナー部分はどうしても傷んできます。テレビでスケート競技を見ていると、競技の間に氷の上を車が走っているのを見たことがあると思います。
この車は、傷んだ氷の表面をきれいに整えているのです。500メートルの競技では約45秒で競技が終了します。レース毎に整氷していては、とても時間が掛かってしまいます。
そのため、移動するトラックが使われるのです。
トラックには直線のラインはありますが、カーブの部分にはラインはありません。それでは『どこを回ればいいの?』との思われますよね。答えは次の写真にあります。
氷の上に黒いポイントのようなものが見えますよね。これ名前も『ポイント』と言うんですが、これをレース毎に移動させているのです。これが移動するトラックの正体です。
ポイントを移動させているのは解かるけど、バケツで何をしているの?と新たな疑問が・・・
水をまくことにより、氷の表面を溶かして傷を浅くしているです。この後水切りで表面の水をコースの端によせているのが、昨日のブログの最後の写真になります。水浸しの理由は選手の熱気でもなければ、雨漏りでもありませんでした。
色鮮やかな選手のスケートスーツとは違い、白と黒の地味なユニフォームですが、白いジャケットに黒のヘルメットの彼らや彼女らなくして大会は始まらないのです。