6月6日(木)~7月4日(木)まで〈親学関連講座〉「思春期を迎える前だからこそ伝えたい~子どもと向き合っていくために~」を開催しました。各回テーマを変えて子どもの接し方や関わり方などを学びました。
第1回(初回)~第3回までの様子をご紹介します。
初回(6/6)は公開講座で、「子どもの心の発達を知る~子どもと向き合うために」と題して、講師の新井先生に臨床心理士の立場よりお話しをいただきました。子どもの心の成長において、幼児期から児童期は特に大切な時期。この時期にどれだけ親が子どもの自己肯定感を増やしてあげれるかで、親子間での信頼関係が構築され、その後の思春期を乗り越えられるか違ってくることを知りました。
(6/6 公開講座の様子)
第2回目(6/13)のテーマは、「命の大切さを伝えたい~子どもの心のサインを見逃さないために~」
愛知いのちの電話協会様をお招きして、思春期特有の自己否定感などの心のサインを見逃さないためにはどうしたら良いのか学びました。悩んだ時に相談できる場所も紹介いただき、参加者にとっては安心材料になったようです。
前半は講義を聞き、後半は思春期の子どもの悩みをテーマにロールプレイ学習でグループに分かれ、話し手(子ども)・聴き手(親)・観察者(第3者)の3役を演じることで親の気持ち、子どもの気持ちを体験しました。
(6/13 第2回講座 ロールプレイ学習)
第3回目(6/20)は「読書の魅力を伝えたい」~子どもの豊かな心を育むために~
幼児期~児童期~思春期までの子どもにおすすめの本をご紹介いただきました。
幼児期に行う子どもへの絵本の読み聞かせは、親子のふれあいや実体験の不足を補うためにとても効果的。小幡先生のお話では、この時期に質の高い絵本を読むことが大事とのこと。読み聞かせに適した本とそうではない本との違いなどを学びました。
また講座のテーマでもある思春期には、自尊感情を大きく揺さぶられる時期でもあり、自分の現状・境遇に似通った環境の主人公に今の自分を投影したり、主人公があらゆる問題を乗り越えていくなど「達成感」を疑似体験できる物語などがおすすめ!とのこと。
ぜひ、お子さんと一緒に本を楽しんでみてください♪
(6/20 第3回講座 読み聞かせに適した絵本や思春期に読むとよい本の紹介)