すばらしい講師陣、感動の講座「伊藤圭介の功績をたどって自ら学ぶ」
<なごや学>名古屋が生んだ日本初の理学博士である伊藤圭介。植物学者として、「おしべ」「めじべ」「花粉」という言葉を考え出したことでも有名です。本講座では、伊藤圭介の功績を知ったり、関係施設を見学したりすることを通して、尾張本草学と名古屋の薬学の歴史について、すばらしい講師陣と共に学び合うことができました。
名古屋大学名誉教授 山内一信氏、元金城学院大学薬学部教授 河村典久氏、前東山植物園長 谷口茂弘氏、植物園ガイドボランティアの皆様、本丸御殿マイスターの会の皆様、
名古屋市立大学薬学部教授 牧野利明氏、名古屋市立大学大学院の皆様、以上、本講座でお世話になったすばらしい講師の皆様、本当にありがとうございました。
感動の講座、すばらしい講師の皆様の様子は、このあとも紹介させていただきます。お楽しみに!
本センターの講座担当者も、千種区の花であるアジサイと、シーボルトや伊藤圭介のエピソードを知り、近隣の東山植物園や水道みち緑道だけでなく、関東のアジサイの名所、そして、長崎出島などを巡り、学びを深めることができました。
講師の皆様、伊藤圭介、本草学、薬学の話になると、生き生きと嬉しそうに目を輝かせながら、お話しくださいました。その姿に私たちも感動を覚えました。
植物会館の圭介の胸像は、名古屋市立丸の内小学校にもありました。快く胸像を見せてくださった丸の内小学校の皆様にも感謝です。
丸の内周辺をブラタモリのように散策すると、すてきなアジサイ、また、多くの旧跡に出会うことができます。調べていくと、丸の内に愛知一中(現旭丘高校)があったことや、圭介が愛知一中や名古屋医学校(現名大医学部)に関係があることも分かりました。
最終回が終了した次の日の朝、池下を歩いていましたら、講座を受講された方に偶然出会いました。その方は、「とてもすばらしい講座でしたよ。今後もこうした講座を企画してくださいね。」と笑顔で声をかけてくださいました。本講座から、次の学びをスタートされた方も多いでしょう。
シーボルトも愛したアジサイですが、このアジサイには毒もあることを牧野教授から教えていただきました。
<受講者の皆様の声>講座終了アンケ一トから抜粋
・多方面の交渉企画ありがとうございました。こうした企画を今後も期待しています。
・意欲的な企画、ありがとうございます。伊藤圭介をとりあげ、多角的にみる(歩いてみる)という点、大賛成です。
手間がかかるとは思いますが、レクチャーだけでない、フィールドワーク付きの企画を期待します。
・さまざまな講師の話を聞くことができた。
・名市大薬学ははじめて来たけどとても良かった。
・伊藤圭介は郷土の誇りとしてもっと広く知られるべきであると考えています。今回の様な講座が引き続き開催されることを希望します。
・大変勉強になりました。薬草園大変良かったです。
・本草学というものを全く知らなかったのでよい勉強になりました。
・初めて園内に入り、楽しい発見が沢山でした。学生さんの解説もわかりやすく楽しかったです。
・幅広い知識をえることができました。
・ユニークな講座、特に現地学習が良かった。
・薬草園の中がよかった。
・わりやすい解説でよかった。
・どの回もわかりやすいていねいな説明でとてもよかった。いろいろな切り口での5回分で知識が広がった。
伊藤圭介を通して、植物学・本草学を学ぶという大変魅力あるテーマで多くのご応募をいただきました。公開講座も開館前から、外で椅子を持参して並ぶという状況でした。講師陣は本テーマの研究における第一人者、受講者もその道の専門家やマニアの方がみられました。そのため、質問等も専門的なことが多く、次元の高い学び合いの様子がみられました。受講者の皆様のご要望も質が高く、運営するスタッフにも様々なご要望をいただきました。その一つ一つに丁寧に対応することで、最後に受講者の皆様、講師の皆様からも感謝の声を聞くことができました。。講座後、講師の皆様や受講者の皆様と、お会いしたりお電話をいただいたりした中に、「大変すばらしい企画運営だった。これからもこういった講座をお願いします。」「千種、振甫は、医学・薬学となじみが深い土地、懐かしい仲間と出会うことができた。今後もこのつながりをよろしく。」「講師の方は、もともと植物学の専門家でなかったが、よく勉強された。すばらしかった。」「運営されている指定管理者のスタッフも大変ですね。」等の言葉をいただきました。スタッフも、現地学習の下見や本草学の文献研究、現地調査等を行い、学びの機会を得ることができ、受講者の皆様や講師の皆様との話題づくりに役立てることができました。私も本草学から千種区の花アジサイについて深く学ぶことができました。本講座は、伊藤圭介という名古屋の偉人のドラマと感じることができました。皆様、本当にありがとうございました。