春はもうそこまで「心のみちくさんぽ」
「春はもうそこまで」
千種駅の南、河合塾ビクトリーブリッジで広小路を越え、南東方向を見ると、「高牟神社」の木々が見えます。
広小路の南に「高牟神社」の木々
高牟神社
光専寺
郡道沿いの八幡社
浩養園西の公園には、ビール工場の名残がありますよ。
何があるのかな?
「高牟神社」には、高牟の古井と呼ばれる霊水が湧き出ています。この霊水は恋を生むと言われています。古井と恋。ロマンがありますね。また高牟神社は武運を司る神様が祀られており、「恋の勝負に勝ちたい!」という人にも人気のスポットです。
高牟神社を南に進むと、今池中学校の西北に、加藤清正の弟が創建した「光専寺」があります。
古井伝説の地、高牟神社から郡道を経て吹上へ。かつての古井村には恵まれた水にまつわる伝承が多く残されています。
イオンタウン千種のある吹上も、かつてはサッポロビール名古屋工場。名水にゆかりのある名所でした。第11代将軍・家斉公が隅田川畔につくった庭園に由来する浩養園が今もあります。
元古井から南に延びる道。かつて、この道の沿線に郡役所があったことから郡道と呼ばれています。また、この郡道沿いには、名古屋高等工業学校(現名工大)、旧制第八高等学校(現名大)、愛知県立医学専門学校(現名大医学部)、愛知県立第五中学校(現瑞陵高校)があったそうです。郡道はまさに、古井の名水から始まる恋と学びの道ですね。
千種生涯学習センターも「振甫プール」や「すいどうみち」といった水にまつわる地にあります。地下鉄駅からは少々歩かないといけませんが、千種区のど真ん中にあります。皆様も千種生涯学習センターを起点にゆっくりゆったり「心のみちくさんぽ」を楽しんでみてはいかがでしょうか。春はもうそこまで来ていますよ。