過日、車いすテニス選手三木拓也様を講師にお招きし、人権問題特別講演会「車いすテニス選手と考える人権~大切なのは思いのラリー~」を開催しました。
「相手の意思を確認して言葉をかけることが大切と思う。」「海外では障がい者に対する意識が成熟している。ソフトな声かけで心から接している。」「人は分からないと避ける傾向がある。同じ人間という視点で、もっとコミュニケーションをとって、もっと理解し合うことが必要ではないか。」「障がいのある人はいつも助けが必要か?大切なのは見守ることではないか。」
講師と受講者の皆様が質疑応答等を通して、自分事としながら考えを深めていました。これは、教師と子どもが同じ土俵の中で生き方について考え合う「道徳科の授業」そのものでした。また、「心から見守る」という「思いのラリー」は、本センターがめざす「ゆったりゆっくり心のみちくさ」に繋がることと思います。相手を見守る「心の余裕」を大切にしたいものです。講師の三木選手、受講者の皆様、ありがとうございました。
講演会終了後、一人の中学生が、三木選手からサインをいただき感動していました。テニス部に所属する中学生でした。翌日、テニスの試合に出場することも語っていました。中学生にとって、夢を育む講演会であったと思います。私は、帰り際、丁寧にあいさつをする中学生に言葉をかけました。「今日、学んだこと、今日の感動を、おうちの人、お友達や先生に伝えてくださいね。そして、また、夢を見付けに『千種生涯学習センター』にお越しくださいね。」と。私と中学生は、お互い笑顔で「ありがとうございました。」と手を振り合いました。
「人間性豊かなまち・名古屋」をめざして、名古屋市の生涯学習センターでは、「人権問題講座」を企画しています。
是非、ご参加いただき、一緒に生き方の夢を育みませんか!
講演会の様子