暖かな日差しがそそぐ、3月17日、
午後から白鳥庭園で、「親子茶道体験教室」を開きました。
この事業は、白鳥庭園との連携事業で、今年で4回目を迎えます。
白鳥庭園には、本格的にお茶を楽しめる、茶室「清羽亭」があります。
当日は、そこに15組の親子が集まってくれました。
畳に毛氈がひかれ、ちょっと子どもたちも保護者の皆さんも、緊張気味でした。
講師の先生からのあいさつの後、いよいよ教室が始まりました。
まず、露地を巡り、茶室の躙(にじり)口から、一人一人が腰をかがめて入る体験もしました。
その後、おいしいお菓子と抹茶を、
作法をていねいに教えていただきながら、いただきました。
親子で所作をお互いを確かめ合いながら、楽しそうに、味わっていました。
その後、三つのグループに分かれて、お茶の体験をしました。
一つのグループは、抹茶を石うすでひく体験です。
意外に石臼が重く、子どもたちは力を入れて回していました。
抹茶を引く前と引いた後を味比べをしてみましたが、
まるで違う味がして、全員驚いていました。
もう一つのグループは、
子どもたちがお点前を体験して、
保護者の皆さんが、子どもたちが炊いたお茶を味わいました。
お点前で緊張気味の子どもたち、子どものお茶をとても喜んで味わう大人たち、
和気あいあいのとても温かいひとときでした。
もう一つのグループは、茶室や渡り廊下、立礼石、池などを見学して楽しみました。
あっという間に、時が過ぎ、終わりの時間を迎えました。
最後は、はじめに教えていただいた作法で、ていねいにお辞儀をして、
講師の皆さんに参加者全員でお礼と感謝の気持ちを伝えました。
とても勉強になった、午後のひとときとなりました。
多くの皆さんに参加していただき、ありがとうございました。